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冬山に向かう前に 【装備レビューと準備編】


前回の「冬山のレイヤリング」つづき、装備と準備編の備忘録です。


冬山行ってみたいなって方、もしくは初めて冬山に行くよーっていう方、冬山のテント泊したいなという方など
準備やギア購入の際の役に立てれば幸いです。


冬山で必要な装備については、山の本を読んだりや山道具のお店の人に聞いたり、インターネットで調べれば分かると思いますので、
ここでは、実際使ってみてどうだったかと、冬山に向かう前にやっておいた方が良い準備について書きたいと思います。

また、以下のレビューはあくまでも個人的な感想です。
経験してみて初めて分かるところもあります。
山域や、山の高さによって必要ないものもあると思います。
実際に行ってみて、さらに自分らしい装備の準備ができるようにしていただければと思います。


①ザック
テント泊なら最低60L必要です。
わたしのGREGORY DEVA60はぎりぎりでした。お酒やおつまみなどは入れていませんよ笑
DEVAって、本体部は小さめで、ポケットが多いんですよね。
それでTotal60Lだから、冬装備入らないことこの上なし。
夏山縦走3日間(テント泊)ぐらいはこれで問題ないですが。
やはり、ウェアが嵩張るし、シュラフが夏より大きくなるからという点が大きいです。
買い替えるなら、ポケット収納が多くない、シンプルな筒型を買おうと思います。
パッキングも夏山以上に重要です。
もちろん、アイゼン・ピッケルはすぐに使えるようにしておく必要があります。
わたしは専ら外付けです。
以前、アイゼンを出そうとザックを開けた丁度その時に、横風が吹いてザックの中に雪が入り込んで、
中に入れていた防寒着が雪まみれになってしまった経験があります。
それ以来、防水袋に必ず入れるようにしています。

冬山に向かう前に 【装備レビューと準備編】_b0291820_10344115.jpg


①冬用の山靴
自分の足に合ったものを選ぶのはもちろんですが、夏靴に比べて非常に重いです。
わたしはザンバランのエキスパートPRO GTを履いていますが、片足で約1kg、アイゼン付けると片足1.5kgになります。
なので、家では片足1.5kgのアンクルウェイト(足首に付ける重り)をつけて鍛えています。こんな姿、誰にも見せられませんね笑

②アイゼン
12本爪です。わたしの周りも皆12本爪なので、10本爪のことは良く分かりません。
グリベル使用しています。山仲間の中では、グリベルが人気ですね。
冬山に行く前に、手袋をつけたまま素早く装着できるように練習をしました。
冬山では、座ってゆっくり装着なんてできないから、
立ったまま装着できるように練習しておいたほうが良いです。
また、アイゼンの紐は買ったままだと少し長めです。きちんと結んでおいても歩いている間にほどけて、歩きづらくなります。
丁度良い長さに切って、ライターで炙って末端処理しておいたほうが良いです。
必ず靴に装着してから、長さ調節してください。
山仲間が靴に装着せずに適当に切ったら、短くなりすぎて装着しにくい状態になってました笑


③ピッケル
BD レイブンプロ使用。
他のものを使ったことがないので、比較はできませんが、特に不便を感じたことはありません。
ザックに外付けする時点で、すぐに使えるようにリーシュをつけておいた方が良いです。
                           こんな感じで↓

冬山に向かう前に 【装備レビューと準備編】_b0291820_10345794.jpg

リーシュについてですが、たすき掛けのものがわたしは好きです。
写真を撮りたいときに邪魔にならないようにホルダーに差しておけるから便利です。


④手袋
手袋のレイヤリングは難しいです。他のブロガーさんたちも、あれこれ工夫されていますね。
自分の手に合っていて、指の操作性が良いかどうか。
そして、いかに濡らさないかと替えを必ず用意しておくことが大事だと思います。
わたしはこんな感じで用意しています。
左からBD、モンベルのフリース、モンベルのメリノ

冬山に向かう前に 【装備レビューと準備編】_b0291820_10555229.jpg

山仲間が、厚手ウールの上にオーバーグローブしているのを見て、それもいいなと思いました。


⑤シュラフとシュラフカバー
モンベルのU.L.スーパースパイラルダウンハガー#0使用。
4人用テントで4人で寝たら、暑くて汗かいて目が覚めました。#0は無敵です。
ただ、汗かくぐらいなら、ダウン上下着て#2ぐらいでも良いのかも。
2人用テント2人で寝るなら#0でもちょうど良いのかな。
シュラフカバーはモンベルのブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバーを使用しています。
朝起きたら、テント内の結露が付いて濡れていたので、シュラフカバーは必須です。
内側は、汗をかいていたのもあり結露でシュラフが濡れてしまっていました。
撥水加工のおかげで、中のダウンは濡れずに済みましたが、
やはりGOREーTEXのシュラフカバーのほうが少しはマシなのかなと思いました。



⑥その他
・ガスバーナーに火をつけるときに、ライターが点かなくて苦労しました。体温で温めておくのと、予備ライター必須です。
 電子式はほとんど点かなかったので、発火石タイプのものが良いです。
・テルモス(サーモス)が大活躍しました。沸かしたお湯は12時間ぐらい保温できました。
 行動中に飲んだお白湯が異様に美味しかった。
・プラティパスに入れた水はすぐ(5分以内)に凍ります。中で凍ると、溶けるまで外に出せないので厄介です。
 保温カバーがあれば、あったほうが良いです。
・ヘッドランプの電池は普通のアルカリ単4電池で大丈夫でした。使用前後で、着ているダウンのポケットに入れていました。
 寒冷に強いリチウム電池とかあればより良いのかな



また、気づいたことや思い出したことがあれば、追記します。



by takaayanoyamatabi | 2015-02-14 13:21 | gear&tools

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by takaaya

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